先日、おつきあいを始めて1年めの記念にブーケを
贈りたいと、若い男の子が来店されました。
お花を贈るのに慣れていないけど、何とか彼女に喜んでもらいたい
という気持ちにあふれています。
そこへ、
仕事が終わったら路上ライヴを聴きに行こうと、
30年以上の付き合いである友人がやってきました。
お花を贈って喜んでもらえるか。と、お作りしている間も
心配そうな彼。
「いいわねー♪うらやましい!」あたりから始まって、友人と私の
おばさん二人から うらやましがられたり、冷やかされたり。
この友人は、人が好きで、店に現れるとそこにいるお客様を巻き込んで
おしゃべりが広がっていきます。
たぶん、「花屋で花を買った。」で終わるところを「今日の出来事」に
してしまう。
私が恥かしくなるような花屋に対する褒め言葉もちりばめた後、
「今度は、是非彼女と一緒に来てねー!」も連発。
感じのいい青年は、出来上がった白いコスモスのブーケを手に
もう心配そうな様子もなく 店を後にしたのでした。
それから30分くらいたった時、店の扉を開けたのは、さっきの彼でした!
続いて入ってきたのはブーケをプレゼントされたご本人!!
おばさん二人の感激の悲鳴。
「なんて可愛らしい!」
白いコスモスを選んだのは私でしたが、あまりにぴったりだったので驚きました。
(写真のブーケは、実際に彼が贈ったものではありません。
すでにお家に置いてきたとのことでした。)
ありふれた言葉だけど、とってもお似合いで、とっても感じが良くて、
とっても可愛らしいお二人でした。
思わず「写真撮らせて!」
人を撮るのが苦手な私が、たった1回シャッターを切っただけ。
それがこの写真。
(お二人を横から笑わせまくる人もいましたしね。)
はあああ。(*^。^*)
幸せのおすそ分けをたっぷりいただきました。
一緒に来てくれて 本当にありがとう!!
お二人が帰られた後、興奮を引きずりながら
友人「私達にも あんな頃があったよねー。」
私 「あんな頃は なかったよねー。」
友人「あの年齢の頃はあったよねってこと!」
明らかに負け惜しみなセリフ・・。
私 「それはあったわな。」
友人はそれからこう言いました。
「花屋にいるとさ。なんかこう お客さんにそれぞれ物語があるよね。」
そうなんだ。いろんな物語を持って、または物語進行形でやってくる。
でも、その物語を垣間見られるということは、ラッキーなことであって
毎回見せていただけるのものではない。
この友人がくる度、彼女がお客様のストーリーに触れられるのは、
彼女がそれを引き出しているから。
ちょっとジェラシーだけど、
勉強になるわ。
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