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2016年6月1日水曜日

グリーンのブーケ と 一生懸命がきれいな人 

月2のレッスンで グリーンのブーケをお作りいただきました。

初夏を感じさせるブーケが出来ました。

バイカウツギ「ベルシラータ」とビバーナムスノーボール
スモークツリー、ブルーベリー

ビバーナム・スノーボールと豆軍配、
スモークツリー、ブルーベリー


話はコロッと変わりますが、
先日、予想以上に女性向けのお花が出て、お店に白、グリーンと少しの
薄紫の花位しか花がなくなってしまった時に ご来店のお客様に
送別会の花束のご注文をいただきました。
抱いていた花のイメージの物がなく、迷って見えたお客様。
ビバーナムと薄紫のスカビオサを何とか選ばれて、
更に迷われているので、「後はおまかせください。」と申し上げて
カシワバアジサイと枝物を加えてお作りしました。
結果、とても喜んでいただけてこちらもホッといたしました。


同日の夕方、同じお客様からお電話があり、
もう一つ花束が急ぎ必要になったとのこと。
更にお花は少なくなり、もはや紫もありません。
(なるべく売り切れにして、常に新鮮なお花を並べたいと思いもあっての事なのですが)
白とグリーンをお奨めいたしましたが、どうしても色味が欲しいというご希望でした。
「オレンジというよりは、限りなく茶色に近いお花(すみません!名前わかりません・・。)ならございます。」とお伝えしましたところ、
「少し考えます。」と電話を切られました。


それから15分後。
そのお客様がご来店になり、手さげからオレンジのスプレーバラを
出されて、「これを入れて作ってください。」とおっしゃいました。
愛らしいバラでしたが、弊店ではほとんど店頭に並ばない種類のものでした。
どうしよう!と脳みそフル回転させましたが、私の口から出た言葉は
「申し訳ございませんが、それはできません。」でした。
決意の表れが、少し強い物言いになったことを後悔しながら、
お客様の様子を伺うと「そうですよね。そういうお店ではありませんよね。」

と すぐに聞き入れて下さいました。
慌てて他の花屋さんに走って買ってこられたのだろうに・・。
とても申し訳ない気持ちになり、
「そちらをお入れしなくても素敵な花束になるようにがんばりますから。」と
限りなく茶色に近いオレンジの花を使って、花束を仕上げました。
花束をご覧になったお客様は、
「ああ、良かった。ありがとうございました!」と言って下さいました。
うれしかった。
でも こう思いました。「あの時、お客様が、なおも お持ちになった花を
入れるようおっしゃったら、私は、さっきと同じように
『入れなくても素敵な花をがんばってつくる』と言えただろうか」と。
お客様に助けられたんだな と。


学生のころの話。
一目置いていたクラスメイトが
一生懸命がきれいな人になりたい。
と(何の発表だったか忘れたが)言った。
一生懸命は、汗ダラダラとか、髪振り乱しとか、
必死の形相とか、暑苦しい情景が浮かびがちだ。
しかし、これを傍で見ている人にはどう映るのか、ましてや お客様には?
その後の人生において、度々思い出すこの言葉。
一生懸命がきれいな人 に私もならなきゃ。


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