クロアチア紛争が起きる1991年。
紛争の直前の1991年、2001年、2011年 の3つのエピソードを
同じ俳優が演じます。
男性はクロアチア人、女性はセルビア人。
敵対する相手を愛する男女を演じた主演の二人の俳優がとても良かった。
愛し合う二人が紛争により引き裂かれ絶望に終わる。
惹かれあう二人。でもそれぞれに紛争の深い傷跡を残す二人が心を通い合わせることは出来ない。
紛争に引き裂かれた男女が、深く傷つきながらもお互いを求めていく。
1つ目と2つ目のエピソードをつなぐシーンで、陽気な音楽が流れる中、トムとジェリーに出てくるチーズみたいに 銃弾で穴だらけになった壁の家が沢山出てきます。
音楽の明るさが、紛争の悲惨さをより際立たせるショッキングなシーンでした。
クロアチア版ロミオとジュリエットと言われているみたいで、確かにそういう感じですが、実際に起こった紛争をモチーフにしているせいもあってか、もっと現実的な(生々しい?)表現になってます。
紛争の犠牲者の数から推測しても、その悲惨さはもっともっとひどいものだと思いますが、
この映画は、そんな中の「愛」を描いているものなので、
そこらの描写も 作品として絶妙な塩梅に仕上がっています。
何度も書いちゃいますが、とにかく二人の俳優がいい!
おすすめです。(名演小劇場での上映は終わっています。)
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